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三重県で「インバウンド観光フォーラム」が開催

張立国総領事
張立国総領事

 4月2日、日本中部華僑華人旅行業協会主催の「インバウンドフォーラム」が三重県鳥羽市で開催された。中国駐名古屋総領事館の張立国総領事、中国国家観光局大阪駐在事務所の鄭保壘首席代表、中部広域観光推進協議会事務局長の松本正明をはじめ、名古屋、愛知、岐阜、三重県等観光関連の行政、民間業者合わせて90名がフォーラムに出席した。
 近年、中国からの訪日観光客が急増し、日本のマスメディア等からも大きく取り上げられている。しかし、多くの中国人観光客が訪れる主な観光地として依然、東京、大阪、京都や中国映画『非誠勿擾』で人気を集める北海道などで、名古屋を含む中部地域はほとんど素通りするのが現状である。日本中部華僑華人旅行業協会は2008年5月に成立して以来、「地元良し、会社良し、お客様良し」を指針にして、地域貢献に力点を置きながら観光面で中部圏の繁栄を興したく活動してきた。
 中国人観光客が名古屋を始終とする拠点になることを期待し、中部地域の観光関係者を招いて開かれた「インバウンドフォーラム」では張立国総領事、鄭保壘首席代表が冒頭にそれぞれ、「2010年中日人員往来取り組み」と「中国出国観光政策」について講演した。その後、中国銀行駐名古屋支店長と中国銀聯東京支店代表は旅行、ビジネスに関連して金融サービス面において補完説明。また、フォーラムでは日、中間航空市場の展望や中国観光客の地方誘致の実態等にも話題が及んだ。
 その後に行われた懇親会では、地元を代表して鳥羽市の木田久主一市長、伊勢市の鈴木健一市長、志摩市の大口秀和市長、そして伊勢志摩地域・鳥羽市外国人観光客誘致促進協議会の中村幸昭会長等も出席し、日中友好の気運は一段と高まった。

鄭保壘代表
鄭保壘代表

懇親会会場(鳥羽シーサイドホテル)
懇親会会場(鳥羽シーサイドホテル)