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太陽を追い駆ける鳥羽人、岡村廣治

岡村廣治の写真展
岡村廣治

 岡村廣治(64)は鳥羽市住まいのカメラマンで、日の出や祭りなどを主に撮っている。昨年(2010年)2月8日に鳥羽市海岸で撮影した「朝日を背に5両連結の汽車のように見える大型タンカー」作品は毎日新聞に寄せられる投稿写真から「2010年あなたのニュース写真年間賞」のグランプリに輝いた。同作はまたヤフーサイトのトップページにも掲載された。

 岡村さんは10年前から毎日のように伊勢志摩海岸を通い、今も日の出や海の風景を撮り続けている。2年前の「我がふるさと徒然なるままに〜」をテーマにした写真展で初めて岡村さんと出会い、赤い朝陽の写真に深く感銘を受けた。鳥羽に来て一年が過ぎた頃にやっと、伊勢志摩の素晴らしさに気付く瞬間だった。岡村さんに影響され、私も日の出を追いかける日々を送り始めた。多くの夜明け前に鳥羽市海岸やパールロード沿いで岡村さんを見かけ、寒暑問わずに暗闇の中から日の出を待つ彼の姿に感動される。

 今年3月、岡村廣治はまた新しい故郷の写真展を催した。中には迫力あるダルマ日の出や夕日はもちろん、一番肝心な作品は鳥羽市安楽島海岸で撮った「ダルマ満月」だ。地元の新聞社からは「水平線から出るダルマ満月」をタイトルにして報道。一枚一枚洗練された写真作品には岡村さんの故郷に対する愛着と明るい世界への憧れが見えた。

 岡村廣治の写真は、伊勢志摩の漁村からもっと広い世界へと光を魅せつつある。

岡村廣治の写真展 岡村廣治の写真展 ダルマ満月
岡村廣治の写真展 岡村廣治の夕日写真 鳥羽市安楽島海岸で撮ったダルマ満月

(2012年)岡村廣治写真作品展/我がふるさと徒然なるままに〜Part5

岡村廣治写真作品展
岡村廣治と写真作品

岡村廣治写真作品展
岡村廣治写真作品展会場