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二つの国を生きる中国人、李相海写真作品展「伊勢志摩の自然と祭礼」

李相海
李相海

李相海 略歴
 中国遼寧省出身。母国で東北師範大学(長春市)卒業後、3年間中学教師を勤め、1998年3月に来日して三重大学へ留学。日本でホンダ、トヨタなど自動車メーカーに就職し、2007年3月に鳥羽市の鳥羽シーサイドホテルで国際担当として入社して今に至る。(中日写真協会会員、日本中部中国写真家協会会員、三重華僑華人総会会員、三重県日中友好協会会員)
カメラをはじめるきっかけ
 私は2007年5月、伊勢の「お木曳き」行事に初参加し、伊勢神宮にまつわる文化や伊勢志摩の自然と祭り等に興味を持ち始めた。2008年11月に「中部華僑華人」サイト(2010年6月より「日本紀行」に変更)を立ち上げ、日本と中国を繋ぐ架け橋になりたく、ホテル業の延長線上で伊勢志摩を中国へ紹介するのが主旨だった。2008年末から伊勢志摩の素晴らしき自然と祭りをカメラに収め、写真の力で母国へ伝えることに大きな意味を感じた。日本は四季折々の景観があり、それは自然に対する畏敬の念があるから成し得た風情だと感じる。世界がグローバル化し、国と国との距離が益々近くなった今、科学の役目より、自然や伝統への尊重こそが不合理ながら自然に立ち返る人間の役目だと思い、また先祖への返礼だと受け止める。
写真展に寄せる思い―日中国交正常化40周年記念
 私は個人サイト「日本紀行」へ寄せる情熱をカメラに介在して表現したく、一途な願いは日本独特の文化を広く中国の民衆に紹介し、認識させ、異なるものを異なるままに共存への道へと導いていきたい。多様な生き方の共存、その大切さが今ほど求められる時代はない。日本と中国は隣国であり、「日中国交正常化40周年」と「日中国民交流友好年」の節目年に個人の写真展を通じて相互理解の道を繋ぎたく、第二の故郷に対するささやかな愛着もお伝えしたい。

李相海写真作品(夫婦岩、富士山、日の出が共演)
夫婦岩、富士山、日の出が共演(2011年6月29日)

李相海写真作品(鳥羽市神島ゲーター祭)
偽太陽を突き落とす(2012年元旦撮影)

李相海写真展

李相海写真展
写真展様子

李相海写真展
展示作品

2012「日中国民交流友好年」実行委員会より感謝状
2012「日中国民交流友好年」実行委員会より感謝状

三重県知事鈴木英敬からのご礼状
三重県知事鈴木英敬からのご礼状(右)

期間/平成24年5月8日(火)〜5月27日(日) 9:00〜20:00(入場無料)
会場/三重県鳥羽市大明町1番1号 鳥羽ショッピングプラザ ハロー 2階催事場
お問い合わせ/鳥羽ショッピングプラザ ハロー
TEL/0599−26−3309 URL http://www.toba-hello.co.jp/info.htm
李相海写真展について(PDF 4,92MB)