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三重華僑華人総会発足

 今年2月から6回目の準備委員会を経て、4月12日に三重華僑華人総会設立大会及び祝賀会は桜満開とともに、三重県津市で盛大に開かれ、会員(第1期会員は81人で構成)、来賓合わせて約150人が出席した。
中国駐名古屋の李天然総領事と中川正春衆議院議員等も祝賀会にご来場
 三重華僑華人設立大会では中国駐名古屋総領事館の白春華領事、日本華僑華人聯合総会の陳学全会長、京都華僑総会の鄭正勝会長等が挨拶し、日本で初めての老、新華僑、華人の統一組織として高く評価した。
 中国駐名古屋総領事館の李天然総領事は祝賀会で、老、新華僑華人一同に団結して日中友好に貢献し、発展して行くことを期待すると言われた。三重県出身の中川正春衆議院議員は挨拶のなかで、混迷を極める今の世界情勢下で、日本と中国の団結は不可欠であり、多文化共生社会づくりにも言及した。

李天然総領事
中国駐名古屋総領事館の李天然総領事

中川正春衆議院議員
中川正春衆議院議員

三重県野呂知事、岡田克也衆議院議員等から祝電
 三重華僑華人総会設立大会祝賀会では三重県の野呂昭彦知事、民主党の岡田克也衆議院議員、日本各地華僑団体等からも祝電をもらい、三重華僑華人総会設立に関心と期待を寄せた。
初代会長に蔡義雄
 初代会長に選任された蔡義雄は設立大会で、「中華の地に産まれた中国人、世界に羽ばたく華僑華人としての誇りと良識、勤勉をもって、下から生活基盤を積み上げていく努力を皆でしていきたい」と華僑華人社会の発展を願った。

三重華僑華人総会の蔡義雄
三重華僑華人総会の蔡義雄会長

三重華僑華人総会設立

三重華僑華人総会設立の経緯
 三重県国際室が2月27日発表した県内の中国人登録者数は前年度比10.8%増の9,993人でまもなく10,000人を突破するなかで、地域社会に溶け込み、地域社会と共存しながら発展していく在日中国人コミュニティーの存在も益々必要性を持つ。
 また、2007年7月に中国駐名古屋領事館は総領事館に昇格され、三重県を含む中部6県を管轄することになる。以来、名古屋総領事館の呼びかけのもと、新たに中部日本華人企業家協会、名古屋中華商会、名古屋中華飲食文化聯合会、中部華僑華人旅行業協会等が次々と誕生し、地域社会との友好交流活動は活発化になり、日中友好の気運も中部地区で高まりつつある。
 日本では過去から活動してきた各華僑総会等は戦前(1937年)に日本へ来られた華僑1〜2世を中心メンバーとして構成され、今は2〜3世の華僑は殆んど日本で生れ育ち、中国改革開放の1978年以降に来日を果たした中国人と半世紀に渡る断層をもち、言葉上で老、新華僑と区分する。また、近年では華僑(中国籍をもつ)等在日中国系から日本に帰化する人(華人)も増えつつあり、華僑、華人、老、新華僑を融合する新たなコミュニティーの創設を待ち望んだ。


三重華僑華人総会設立記念撮影
記念撮影