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鳥羽で郷土料理を学ぶ

伊勢湾と太平洋海流の交合する鳥羽地域
伊勢湾と太平洋海流の交合する鳥羽地域

 伊勢湾と太平洋海流の交合する鳥羽地域には年中海の幸で溢れている。鳥羽市の歴史と文化を探る『地球塾』の第五回には鳥羽の郷土料理を学ぶ講習会が10月31日、鳥羽市民会館で開いた。
 講師を務めるのは、郷土料理に詳しい鳥羽市文化財専門員の野村史隆さん。海草が育つ岩礁の多い鳥羽ならではの食材、アラメにイワシやサンマを巻いて煮立てた伝統料理のアラメ巻きは特に離島の答志島や神島で盛んだといわれる。
 アラメ巻きは鳥羽地域の海女が採った海草と漁師が捕獲する鰯などの魚を絶妙に取り合わせた、まさに身土不二の食事である。

郷土料理のアラメ巻き
郷土料理のアラメ巻きに取り組む参加者ら

手作りの郷土料理を皆で試食
手作りの郷土料理を皆で試食